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オンライン家庭教師が古文・漢文の苦手克服に向いている理由
古文と漢文は、見た目は日本語なのに、ふだん使う言葉とは別のルールで書かれています。そのため、授業をただ聞いているだけでは「分かった気がする」で終わりやすい科目です。
私は教育アドバイザーとして、多くの高校生から古文・漢文の悩みを聞いてきました。そこで感じるのは、苦手の原因がほとんどの場合「ほんの小さな分からないの積み重ね」だということです。ここでは、その積み重ねをほどくのにオンライン家庭教師が向いている理由を整理します。
古文・漢文でつまずく高校生に共通する原因
古文が苦手な生徒さんの多くは、古文単語の意味があいまいなまま文章を読もうとしています。たとえば「あはれなり」は「かわいそう」と覚えている人が多いのですが、実際は「しみじみと心が動く」という広い意味を持つ言葉です。ここがぼやけていると、物語の場面ごとに意味がずれて、読むたびに迷子になります。
さらに、助動詞の活用と接続でつまずく人も目立ちます。「けり」「たり」「ぬ」のような小さな言葉が、過去なのか完了なのかを見分けられないと、文の意味が正反対になることもあります。
漢文の場合は、返り点の読む順番が最初の壁です。レ点や一二点を見ただけで苦手意識を持ち、そのまま白文を見るのも嫌になってしまう流れがよく見られます。どちらの科目も、土台の1か所が抜けているだけで全体が分からなくなる点が共通しています。だからこそ、どこで止まっているのかを見つけてもらうことが、克服の第一歩になります。
画面越しでも質問しやすい対話型の学び
オンライン家庭教師は、講師と1対1で画面をつないで授業を進めます。教室の授業のように大勢の前で質問する必要がないので、「こんな初歩的なことを聞いていいのかな」という遠慮が生まれにくいのが大きな利点です。
古文や漢文は、文章に直接書き込みながら説明を受けると理解が進みます。オンラインなら、画面共有やデジタルノートを使って、講師が助動詞に印をつけたり、返り点の順番を矢印で示したりできます。生徒さん側も、その場で自分の読み方を送って「ここまでは合っている」と確認してもらえます。
表情や声のトーンで理解度を読み取ってくれる講師なら、つまずいた瞬間にすぐ説明を切り替えてくれます。この即時のやり取りが、古文・漢文のように積み上げ型の科目では特に効いてきます。録画授業と違って、分からない場面でそのまま止めて質問できる点も安心材料です。
自宅で受けられるから部活や通学と両立しやすい
高校生は、部活動や通学、学校行事で毎日が忙しくなりがちです。オンライン家庭教師は移動時間がゼロなので、帰宅後の夜や部活のない日に、30分でも授業を入れられます。塾までの往復に1時間かかっていた人なら、その時間をそのまま復習に回せます。
地方に住んでいて、古文・漢文に強い講師が近くにいないという悩みも、オンラインなら解決しやすくなります。住んでいる場所に関係なく、全国の講師から相性の合う人を探せるからです。
主な違いを、通塾と比べて整理しておきます。
| 比べる点 | オンライン家庭教師 | 通塾の集団授業 |
|---|---|---|
| 移動時間 | なし | 往復で30分から1時間ほど |
| 質問のしやすさ | 1対1でいつでも聞ける | 授業中は聞きにくいことがある |
| 授業内容の調整 | 苦手に合わせて変えられる | クラス全体の進度に合わせる |
| 講師の選択肢 | 全国から選べる | 通える範囲に限られる |
表のとおり、自分の苦手に合わせて授業を変えられる点が最大の違いです。忙しい高校生ほど、この柔軟さが助けになります。
オンライン家庭教師で教えてもらえる古文・漢文の内容
「家庭教師に頼むと、具体的に何を教えてもらえるの?」という疑問はよく聞きます。結論から言うと、古文単語、文法、漢文の句法、教科書の定番作品の読解まで、学校の授業と定期テストに必要な内容を幅広くカバーできます。
ここでは、単元ごとにどんな教え方をしてもらえるのかを、小学生にも伝わるくらいかみくだいて紹介します。
古文単語と文法を土台から整える
古文の学習は、単語、助動詞、敬語の3つを順番に固めるのが基本です。暗記が苦手な人は、単語を丸暗記しようとして挫折しがちです。そこで家庭教師は、「をかし」は「明るく楽しい気持ち」、「あはれ」は「しっとりした気持ち」のように、気持ちの色でイメージさせる教え方をよく使います。
助動詞は、一覧表を覚える前に「過去を表す」「打ち消す」といった働きごとにグループ分けします。たとえば「き・けり」は過去、「ず」は打ち消し、「む」は推量というように、役割で整理するとぐっと覚えやすくなります。
敬語は、「誰から誰への敬意なのか」を矢印で描く練習が効果的です。尊敬語は動作をする人を高め、謙譲語は動作を受ける人を高める、と図にして見せてもらえば、主語を見失いにくくなります。この3つが固まれば、教科書の本文を自力で読み進める力がつきます。
漢文の返り点と句法をイメージで覚える
漢文は、外国語の語順を日本語の語順に直すパズルのようなものです。返り点は「この字は先に飛ばして、後でここに戻る」という合図だと伝えると、小学生でも理解できます。レ点は「すぐ下の字を先に読んで戻る」、一二点は「間に挟まれた字を飛び越える」という具合です。
次に大切なのが句法です。「不」「無」「未」などの否定、「使」「令」などの使役、「可」「能」などの可能など、型で覚えると読解がぐっと楽になります。
覚えておきたい代表的な句法を、まとめておきます。
- 否定の句法は「不」「無」「非」など
- 使役の句法は「使」「令」「教」など
- 疑問や反語の句法は「何」「安」「豈」など
この3つの型を押さえるだけで、定期テストの句法問題の大半に対応できます。家庭教師は、生徒さんの間違え方を見ながら、足りない型だけを集中して練習させてくれます。
定期テストに出る定番作品を読み解く
定期テストでは、教科書に載っている作品の本文から出題されます。高校の古文では、『竹取物語』の「かぐや姫の生い立ち」、『徒然草』の「仁和寺にある法師」、『平家物語』の「祇園精舎」、『枕草子』の「春はあけぼの」などがよく取り上げられます。漢文では、故事成語の「矛盾」や「漁父之利」、『史記』の「鴻門之会」などが定番です。
オンライン家庭教師は、お使いの教科書の出版社や学校の進度を伝えれば、それに合わせた授業を組んでくれます。たとえば「仁和寺にある法師」なら、法師が石清水八幡宮を参拝したつもりで山の麓の極楽寺だけを見て帰った場面を、登場人物と出来事の流れで整理しながら読みます。
本文を読む前にあらすじを話してもらうと、古文の難しさが一気に下がります。そのうえで、テストで問われやすい現代語訳、助動詞の意味、省略された主語を確認する流れが定番です。
古文・漢文に強いオンライン家庭教師の選び方
オンライン家庭教師は、サービスごとに講師の層や料金、授業の進め方が大きく違います。国語の中でも古文・漢文は得意な講師と、そうでない講師がはっきり分かれる分野です。
申し込む前に確認しておきたいポイントを、順番に紹介します。ここを押さえておけば、「思っていた授業と違った」という失敗はかなり減らせます。
指導科目と講師の得意分野を確認する
最初に見るべきなのは、講師が国語、特に古文・漢文を教えた経験があるかです。国語は数学や英語に比べて指導できる講師が少なめで、プロフィールに「国語全般」とだけ書かれている場合もあります。
確認したいのは、教えられる範囲の細かさです。たとえば「定期テスト対策」「共通テスト対策」「東京大学や京都大学の二次試験対策」のように、目的ごとの指導経験が書かれている講師は信頼しやすいです。出身大学の文学部や教育学部で国文学、中国文学を学んだ講師なら、本文の背景まで深く教えてくれる期待が持てます。
目安として、次の3点をプロフィールで探してみてください。
- 古文・漢文の指導経験が年数で書かれているか
- 定期テスト対策の実績が具体的に挙げられているか
- 使っている教科書や教材名が明記されているか
この3つがそろっていれば、授業のイメージがつかみやすくなります。書かれていない場合は、問い合わせの段階で直接質問するのがおすすめです。
体験授業で見ておきたいポイント
多くのサービスでは、無料または低価格の体験授業を用意しています。大手の家庭教師のトライはオンライン指導にも対応しており、マナリンクのような個人講師と出会えるマッチング型のサービスもあります。体験授業は、どの形でも必ず受けてから決めることをおすすめします。
体験授業で見たいのは、説明の分かりやすさです。古文の助動詞を、専門用語ばかり並べて説明する講師より、身近な例に置き換えて話してくれる講師のほうが、苦手な高校生には合っています。
もう一つは、こちらの話を聞いてくれるかという点です。どこで困っているのかを丁寧に質問してくれる講師は、授業が始まってからも調整してくれます。画面の見やすさや、音声の聞き取りやすさも同時に確認しておくと安心です。
体験授業では、事前に学校のワークや定期テストの過去問を見せて、苦手な単元を伝えておきましょう。短い時間でも、相性が合うかどうかがしっかり判断できます。
料金と契約内容の比べ方
料金は、サービスの形によって仕組みが違います。1回あたりの授業料だけでなく、入会金、教材費、システム利用料がかかる場合があるため、総額で比べるのが大切です。
代表的なタイプの特徴を整理します。具体的な料金は変わることがあるため、申し込む前に各公式サイトで確認してください。
| タイプ | 代表例 | 特徴 |
|---|---|---|
| 大手の家庭教師サービス | 家庭教師のトライ | サポート体制が手厚く、講師の変更もしやすい |
| 個人講師とのマッチング型 | マナリンク | 講師を自分で選べて、専門性で絞り込みやすい |
| 映像授業と併用する型 | スタディサプリ | 基礎講義を動画で学び、質問は別で補う使い方ができる |
表のように、サービスによって得意なことが違います。基礎から丁寧に教わりたいなら大手、特定の講師に絞りたいならマッチング型が合っています。最終的には、続けられる料金と回数で選ぶのが一番です。
定期テストで点を取るためのオンライン家庭教師の活用法
せっかくオンライン家庭教師を頼むなら、授業を受けるだけで終わらせず、自分から活用する姿勢が結果を大きく変えます。
この章では、定期テスト対策に使える具体的な動き方を紹介します。テストまでの期間の使い方、授業の前後でやること、そして共通テストや大学入試までを見すえた考え方の順にまとめました。
テスト2週間前からの学習スケジュール
定期テストは、2週間前から逆算して動くと余裕が生まれます。古文・漢文は暗記と読解の両方が必要なので、直前に詰め込むだけでは間に合いません。
目安になるスケジュールを、表にまとめました。
| 時期 | やること | 家庭教師との使い方 |
|---|---|---|
| 2週間前 | テスト範囲の本文を一度通して読む | 分からない箇所に印をつけて伝える |
| 10日前 | 古文単語と句法の暗記を進める | 小テスト形式で確認してもらう |
| 1週間前 | 現代語訳と助動詞の問題演習 | 間違えた問題の理由を解説してもらう |
| 3日前 | 学校のワークと過去問の見直し | 出題予想を一緒に立ててもらう |
授業は、週に1回から2回のペースで入れると続けやすくなります。直前の1回は、新しいことを増やさず、これまでの間違いの総点検にあてるのがおすすめです。
授業前の予習と授業後の復習のコツ
オンライン家庭教師の授業時間は限られています。その時間を最大限に生かすには、授業の前に10分だけ予習しておくのが効果的です。
予習といっても、難しいことは必要ありません。本文を声に出して一度読み、分からない言葉に線を引いておくだけで十分です。その線の部分を講師に聞けば、授業が「自分の分からないところを直接つぶす時間」に変わります。
授業の後は、その日のうちに復習するのが大切です。ノートを見直して、講師が説明してくれたポイントを自分の言葉で3行にまとめてみましょう。話した内容を書き出すだけで、記憶に残りやすくなります。
復習の際は、次のような流れが取り組みやすいです。
- 授業で出た古文単語を5個選んで書く
- 間違えた助動詞の問題をもう一度解く
- 次の授業で聞きたいことをメモしておく
この小さな積み重ねが、次の授業の質を高めてくれます。1回の授業が、そのまま翌週の理解につながっていく感覚がつかめるはずです。
共通テストや志望大学の入試につなげる
定期テスト対策で身につけた力は、そのまま大学入試にも生きてきます。大学入学共通テストの国語は200点満点で、古文と漢文で合わせて90点を占めます。国語の得点の半分近くを、古文・漢文が左右する計算です。
志望校が決まっている人は、早めに過去問を見ておくと目標がはっきりします。東京大学や京都大学のような難関国公立では、古文・漢文の記述問題が出されます。早稲田大学のような私立大学では、学部ごとに出題形式が違うため、志望学部の傾向を確認しておくことが大切です。
オンライン家庭教師なら、志望校の過去問に合わせた授業を組んでもらえます。まずは定期テストで基礎を固め、高2の終わりごろから共通テストの形式に慣れていくと、受験期にあわてずに済みます。
古文・漢文は、正しい順番で取り組めば必ず伸びる科目です。苦手だと感じている今こそ、自分に合った学び方を探し始める良いタイミングです。体験授業を気軽に試して、納得できる講師を見つけてみてください。
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