【共通テスト古文・漢文】苦手でも点が取れる!小学生でもわかる超わかりやすい勉強法

目次

共通テストの古文・漢文、なぜこんなに難しく感じるの?

「古文って読めない」「漢文は何が書いてあるのか全然わからない」と感じている高校生はとても多いです。 実は、その”難しさ”には理由があります。むずかしい理由を知ると、対策もぐっと立てやすくなります。 ここでは、古文・漢文が苦手になりやすい原因を、できるだけわかりやすく説明します。

今の日本語と全然ちがう!古文の言葉のなぞ

古文は、今から1000年以上前に使われていた日本語で書かれています。 同じ「日本語」なのに、単語の意味がまったく違うことが多く、これが最大のつまずきポイントです。

たとえば「やがて」という言葉。今の意本では「そのうちに」という意味ですが、古文では「すぐに・そのまま」という意味になります。 同じ言葉なのに意味が真逆に近いこともあるので、現代語の感覚で読むと間違えてしまいます。

また、文法のルール(活用・助動詞・係り結びなど)が現代語と大きく異なります。 これを知らないまま読もうとすると、文の構造が全くつかめません。

さらに古文には「省略」が多く、主語(誰が話しているか)がよく省かれます。 読んでいるうちに「今誰が何をしているの?」と混乱するのは、この省略が原因であることが多いです。

漢字だらけ!漢文のしくみがわからない

漢文は中国の古典語(古典中国語)で書かれた文章です。 日本の学校では「訓読み」という方法で、漢文を日本語として読めるように変換して学びます。 この「訓読みのルール(返り点・送り仮名)」が最初のハードルです。

返り点とは、漢字の読む順番を入れ替えるための記号です。「レ点」「一・二点」「上・下点」などがあり、 これを正しく使わないと文の意味が全く変わってしまいます。

また漢文では、「句法」と呼ばれる決まった形の表現が何度も登場します。 たとえば「不(ず)+動詞」で「〜しない」、「使(しむ)」で「〜させる」という意味になります。 このような句法をマスターすると、一気に読めるようになります。

漢文が得意になると古文よりも点が取りやすくなることも多く、 共通テストでは漢文で高得点を狙うという戦略もアリです。

共通テストの出題形式はこうなっている

共通テストの国語は、大問4つで構成されています。 古文は大問3、漢文は大問4として出題されるのが基本です。 それぞれ配点は各50点で、合計100点が古文・漢文から出題されます。

大問内容配点問題数の目安
大問1・2現代文(評論・小説)各50点各5〜6問
大問3古文50点5〜6問
大問4漢文50点5〜6問

上の表を見るとわかるように、古文・漢文で合計100点分が確保されています。 つまり、古文・漢文が苦手なまま放置すると、国語全体の半分を捨てることになってしまうのです。 逆にいえば、ここを克服するだけで大きく点数が上がります。

共通テストと定期テスト、どこがちがう?

学校の定期テストは「教科書に出てきた文章の内容を確認する」形式がほとんどです。 一方、共通テストは「初見の文章を読んで内容を理解する」力が問われます。

定期テストでは文章を暗記していれば対応できますが、共通テストでは同じやり方は通用しません。 だからこそ、単語・文法・読解の基礎をしっかり身につけることが大切なのです。


まずはここから!古文の基礎を小学生でもわかるレベルで説明

古文の勉強は「単語→文法→読解」の順番で進めるのが正解です。 この順番を守るだけで、理解のスピードがぐっと上がります。 難しく考えずに、一つひとつ丁寧に積み上げていきましょう。

古文単語は「今と意味が違う言葉」を最優先に覚えよう

古文単語の勉強で一番大切なのは、「今の日本語と意味が違う単語」を先に覚えることです。 現代語と同じ読み方でも意味が変わる単語を「古今異義語」といいます。 これを知らないで読み進めると、意味を逆に取ってしまう危険があります。

代表的な古今異義語をいくつか紹介します。

  • 「をかし」→ 現代語「おかしい(変な)」ではなく、古文では「趣がある・かわいらしい」という良い意味
  • 「あはれ」→ 現代語「かわいそう」より広く「しみじみと感動する気持ち・感慨深い」を表す
  • 「ゆかし」→ 現代語にはない言葉で「心が引かれる・見たい・知りたい」という気持ち
  • 「おどろく」→ 現代語「驚く」ではなく、古文では「目が覚める・はっとする」という意味が多い

上のような単語は、現代語の感覚で読んでしまうと完全に意味が変わってしまいます。 まず300語程度の頻出単語を専用の単語帳でしっかり覚えることが古文の第一歩です。 おすすめの単語帳は「マドンナ古文単語230」(学研)や「古文単語ゴロゴ」(スタディカンパニー)などがあり、 イラストや語呂合わせで覚えやすく工夫されています。

助動詞は「意味と接続」をセットで覚える

古文文法でもっとも重要なのが「助動詞」です。 助動詞とは、動詞の後にくっついて意味を変える言葉です。 たとえば「行く」という動詞に「ず」がつくと「行かず」=「行かない」になります。

共通テストで特によく出るのが以下の助動詞です。

  • 「む」→ 意志(〜しよう)・推量(〜だろう)の2つの意味を持つ
  • 「けり」→ 過去(〜した)・詠嘆(〜だなあ)の意味。和歌でよく使われる
  • 「なり」→ 断定(〜だ)・伝聞推定(〜らしい)の2種類がある
  • 「べし」→ 推量・意志・可能・当然・命令・適当の6つの意味を持つ

助動詞は「意味」と一緒に「接続(前にどんな形の言葉が来るか)」も覚えることがポイントです。 接続を覚えると、助動詞の識別(どの助動詞かを見分けること)が正確にできるようになります。 接続と意味をセットにした表を自作してノートに貼ると記憶が定着しやすいです。

係り結びのルールをマスターすると読解がラクになる

「係り結び」とは、文の途中に特定の言葉(係助詞)が来ると、文末の動詞の形が変わるルールです。 これを知らないと「なぜこの形になっているの?」と混乱することになります。

特に重要な係り結びは次の2つです。

  • 「ぞ・なむ・や・か」→ 文末が「連体形」になる
  • 「こそ」→ 文末が「已然形」になる

たとえば「花こそ咲け」という文では、「こそ」があるために「咲く」が「咲け(已然形)」に変わっています。 係り結びは文の強調や疑問・反語を表すためにも使われ、読解の正確さに直結します。 覚え方は「ぞ・なむ・や・か→連体、こそ→已然」と声に出して何度もくり返すのが一番効果的です。


漢文をスラスラ読めるようになる!返り点と句法の完全ガイド

漢文は「返り点のルール」と「頻出句法」の2つを覚えれば、驚くほど読めるようになります。 最初は記号だらけで頭が混乱するかもしれませんが、順番に覚えれば必ず理解できます。 焦らず一つずつ確認していきましょう。

返り点は「読む順番を教えてくれる地図」

漢文の返り点とは、漢字を日本語の語順で読むために付けられた記号です。 漢語(中国語)と日本語では、語順がまったく異なります。そのズレを補うのが返り点です。

主な返り点の種類と役割を確認しましょう。

記号名前使い方
レ点すぐ下の1字を先に読む
一 二 三一二点「一」→「二」の順に読む(間に複数の字がある場合)
上 下上下点「一二点」をまたいで読む順番を指定する

たとえば「不レ読レ書(書を読まず)」という文では、 レ点が2つついているので「書→読→不」の順に読みます。 最初は短い文で返り点の読み順の練習をくり返すことで、自然に身についていきます。

共通テストに出る頻出句法ベスト5

漢文には「句法」と呼ばれる決まった形の表現があります。 句法を覚えると、文の意味がパターンで読み取れるようになります。 共通テストに特によく出る句法を5つ紹介します。

  • 否定「不〜(〜ず)」→「学不レ問(学びて問わず)」=「学ぶが問わない」
  • 二重否定「不〜不…(〜ざれば…ず)」→「しなければ…しない」=「必ず…する」という強調表現
  • 使役「使〜(〜をして…せしむ)」→「〜に…させる」という意味
  • 受身「見〜(〜せらる)」→「〜される」という受け身の表現
  • 疑問・反語「豈〜乎(あに〜んや)」→「どうして〜だろうか(いや、そうではない)」という反語

句法は「形と意味をセット」で覚えるのが基本です。 「使役・受身・否定・反語」の4グループを中心に学習すると、共通テストの漢文問題に対応しやすくなります。 「漢文ヤマのヤマ」(学研)は句法ごとにわかりやすく整理されており、多くの受験生に使われている定番参考書です。

白文(返り点なし)を訓読する練習が実力を上げる

返り点や送り仮名がついていない漢文を「白文」といいます。 共通テストでは白文(または一部の返り点が省略された文)が出題されることもあります。 白文を自分で訓読できる力は、漢文の実力を本物にするための最終ステップです。

練習方法としては、まず返り点・送り仮名つきの文で音読に慣れ、 次に返り点を隠して自分で読み順を考える、という「隠して読む練習」が効果的です。 東大・京大の過去問にも白文が登場するため、難関大を志望する場合は特に意識して練習しましょう。


共通テスト古文・漢文の読解問題を解くコツ

単語と文法を覚えたら、次は「読解」の練習です。 共通テストの問題は選択肢形式なので、正しい読み方と選択肢の絞り方を知っておくことが大切です。 ここでは実際に点数につながるテクニックを紹介します。

リード文と注釈を最初に必ず読もう

共通テストの古文・漢文には、問題文の前に「リード文」と呼ばれる説明文が書かれています。 ここには「いつ・どこで・誰が登場するか」といった文章の背景情報が書かれています。

リード文と注釈(*がついている補足説明)をしっかり読むだけで、 本文の内容が格段に理解しやすくなります。多くの受験生がこれを飛ばしてしまい、失点しています。 本文より前にリード文と注釈をじっくり読むことを習慣にしましょう。

主語を意識しながら読む「主語追跡法」

古文では主語が省略されることが多く、「誰が何をしているのか」が分かりにくくなります。 そこで使えるのが「主語追跡法」という読み方です。

ポイントは次の2つです。

  • 敬語を使って主語を特定する:尊敬語が使われていたら主語は身分の高い人、謙譲語なら主語は話し手(身分の低い人)
  • 「て・ば・が・を・に」で主語が変わる可能性を確認:これらの接続助詞の後で主語が変わることが多い

初めのうちは文章を読みながら鉛筆で「誰(主語)→何をした」をメモする練習をすると効果的です。 主語がつかめると、内容理解が飛躍的に上がります。 敬語の種類(尊敬・謙譲・丁寧)と用法の復習を必ずセットで行いましょう。

選択肢は「消去法」で絞っていく

共通テストは選択肢形式(マーク式)なので、正解を一発で選ぼうとする必要はありません。 「明らかに間違っているものを先に消す」消去法が最も有効です。

間違い選択肢によくあるパターンは次の通りです。

  • 本文に書いていないことが書かれている(作り話が混じっている)
  • 本文の内容とは逆のことが書かれている
  • 正しい部分と間違った部分が混在している「半正解の罠」

消去法で2択まで絞り込んだら、本文の該当箇所を再確認してください。 「どちらが本文の内容に近いか」を丁寧に照合することで、正答率が大きく上がります。


定期テスト対策にも使える!効率的な勉強スケジュールの立て方

定期テストも共通テストも、準備が早いほど余裕が生まれます。 ここでは、忙しい高校生でも続けやすい勉強スケジュールの考え方を紹介します。 自分のペースに合わせてアレンジしてみてください。

定期テスト3週間前から始める逆算スケジュール

定期テストの準備は、テスト3週間前から始めるのがおすすめです。 3週間を「①単語・文法インプット→②教科書の文章理解→③問題演習と見直し」の3段階に分けます。

時期やること目安時間(1日)
3週間前〜2週間前単語・文法の確認、教科書の音読30〜45分
2週間前〜1週間前教科書本文の現代語訳と内容理解45〜60分
1週間前〜前日問題集・過去問の演習+ミスの見直し60分

上のスケジュールはあくまで目安です。 大切なのは「毎日少しずつ続ける」こと。 短い時間でもいいので毎日古文・漢文に触れる習慣をつけることが、実力アップの一番の近道です。

共通テスト対策は高2の夏から始めるのが理想

共通テストの古文・漢文対策は、高校2年生の夏休みから基礎固めを始めるのが理想的なペースです。 高3の秋以降は過去問演習に集中できる状態にしておくことが目標になります。

高2の夏〜高3の春は「単語・文法の基礎固め」に専念し、 高3の夏以降は「読解演習+過去問」を中心に進めると、無理なく実力が上がっていきます。 塾を活用する場合は、河合塾・駿台・東進ハイスクールなどの大手予備校が共通テスト向けの古文・漢文講座を開講しており、 映像授業(スタディサプリなど)も自分のペースで学べるためおすすめです。

「書いて覚える」と「声に出して覚える」を組み合わせよう

単語や文法を覚えるとき、黙って眺めるだけでは記憶が定着しにくいです。 手で書く・声に出す・音読するの3つを組み合わせることで、記憶が深くなります。

特に古文の音読は効果が高く、文章のリズムをつかむことで内容が理解しやすくなります。 教科書の文章を5〜10回声に出して読む「音読学習法」は、 多くの予備校講師も勧めている実証済みの勉強法です。 朝の10分を音読タイムに充てるだけでも、長期的には大きな差がつきます。


苦手克服に役立つ!おすすめ参考書と無料ツール

古文・漢文の勉強は、自分に合った参考書やツールを選ぶことも大切です。 ここでは実際に多くの受験生が使って効果を感じている教材と、 スマホやパソコンで使える無料ツールを紹介します。

古文のおすすめ参考書3選

古文の参考書は「単語・文法・読解」の3種類を一冊ずつ揃えるのが基本です。 以下の3冊は特に定評があります。

  • 「マドンナ古文単語230」(学研):イラストが豊富で古今異義語の説明が丁寧。単語の覚え方が工夫されていて初心者向き
  • 「富井の古文文法をはじめからていねいに」(東進ブックス):文法が苦手な人に人気。講師の話し言葉に近い説明で、読んでいて眠くならない
  • 「岡本梨奈の古文読解が面白いほどわかる本」(KADOKAWA):読解の考え方を段階的に学べる。主語の取り方や敬語の読み方など実践的な内容が充実

単語帳と文法書は「インプット用」、読解本は「アウトプット用」として使い分けると学習が効率化します。 参考書は1冊を完璧にすることのほうが、何冊もつまみ食いするより効果があります。

漢文のおすすめ参考書3選

漢文は古文と比べて覚える量が少なく、正しい参考書を使えば短期間でも伸ばしやすい分野です。

  • 「漢文ヤマのヤマ」(学研):頻出句法を厳選して収録。シンプルな解説で使いやすく、多くの受験生の定番教材
  • 「田中雄二の漢文早覚え速答法」(学研):「ヤマのヤマ」と並ぶ定番書。共通テストに必要な漢文知識をコンパクトにまとめている
  • 「漢文道場」(Z会):問題演習が豊富で、読解力を鍛えたい人に向いている。ある程度基礎ができた段階で使うと効果的

漢文は「句法の暗記→短文練習→長文読解」の順で学ぶと最も効率的です。 1ヶ月で句法を一通り覚え、その後読解練習に移る計画を立てると共通テストに間に合います。

スマホで使える無料学習ツール

参考書と並行して、スマホアプリや無料サービスを活用するのも効果的です。

  • スタディサプリ(リクルート):月額約2,000円で古文・漢文の授業動画が見放題。無料体験もあり。人気講師「岡本梨奈先生」の古文授業は特に高評価
  • 古文単語アプリ「古文単語帳」:スマホでフラッシュカード形式で単語を覚えられる。通学中のスキマ時間に活用できる
  • NHK for School「古典の扉」:NHKが提供する無料の古典学習動画。わかりやすいアニメ解説で、基礎の理解に役立つ

ツールはあくまで参考書を補助するものです。 メインの参考書学習+ツールでの復習という組み合わせが最も効果的です。 スマホを「勉強のためのツール」として使う意識をもつことが大切です。


本番で点数を取る!共通テスト直前の仕上げ方

共通テスト直前期(本番1〜2ヶ月前)の使い方次第で、点数は大きく変わります。 焦りやすい時期ですが、やることをしぼって集中することが大切です。 ここでは直前期にやるべきことを整理します。

過去問は「解く→分析→復習」のセットで使う

過去問を解いたら、答え合わせだけして終わりにしないことが大切です。 「なぜ間違えたのか」を分析し、次に同じミスをしないための対策をセットで行うことが本番の点数につながります。

過去問分析のステップは次の通りです。

  • 間違えた問題に印をつけ、間違えた理由を「単語不足・文法理解不足・読み間違い・消去法の失敗」に分類する
  • 「単語不足」なら単語帳に戻り、該当する単語を再確認する
  • 「読み間違い」なら本文の主語と文脈を丁寧に追い直す

過去問は本番の形式に慣れるためだけでなく、自分の弱点を発見するツールとして使うのが正しい使い方です。 共通テストの過去問は少なくとも5年分は解いておくとよいでしょう。

直前期にやってはいけないNG行動

試験直前に焦ってやりがちな行動が、逆に点数を下げてしまうことがあります。 次の行動は直前期には避けましょう。

  • 新しい参考書を始める:直前期に新しい教材に手を出しても身につかない。使い慣れた1冊を何度も見直す方が効果的
  • 難問ばかり解く:共通テストはハイレベルな難問より「基本的な問題を確実に取る」試験。基礎の確認に時間を使う方がよい
  • 睡眠を削って勉強する:睡眠不足は集中力と記憶の定着を大きく下げる。本番前日は最低7時間の睡眠を確保する

直前期は「仕上げ」の時期です。 新しいことを詰め込もうとせず、今まで覚えたことを確認してミスを減らすことに集中しましょう。

本番当日の時間配分と心構え

共通テスト国語の試験時間は80分です(2025年度以降は一部変更の可能性があるため、最新の大学入試センターの情報を確認してください)。 大問が4つあるので、1つの大問に使える時間は平均20分程度です。

時間配分の目安はこちらです。

大問内容目標時間
大問1現代文(評論)20〜25分
大問2現代文(小説)20分
大問3古文18〜20分
大問4漢文15〜18分

漢文は比較的短い文章で問題数も少ないため、スムーズに解けると時間を余らせやすいです。 苦手な大問に時間を取られすぎないよう、時間を計って過去問演習をくり返すことが直前期の最重要課題です。 焦らず、落ち着いて本文を読むことを意識しましょう。

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